日本国鉄10系寝台車に似ているタイの旧型寝台車 2020年現役!1967年日立製

タイ国鉄で2020年現在も、南本線で活躍中のB.N.S.1000型 ファン式(非冷房)寝台車。1967年、日本の日立製。同じ時期に日本で製造されていた日本国鉄10系寝台車によく似ています。タイ国鉄では、中国製の新型寝台特急の100両以上の大量投入で、このB.N.S.1000型の運用離脱が続き、東北線・北本線からは引退、2020年1月現在、南本線の一部の快速や急行の夜行列車でしか活躍していません。私は2019年12月、初試乗できました。

↓推進回送中のB.N.S.1000型

↑寝台車らしく車端部にお手洗いが2つあります。

↓車内はプルマン式。日本国鉄オロネ10に「梯子」を除くと似ています。この「梯子」よく考えられていて、下段寝台の乗客の荷物も載せられるし、上段寝台の乗客の荷物も載せられる。日本人らしい気配り設計?ただしこの梯子の影響で、座席シートは狭くなり、4人掛けは厳しい…。日本国鉄では寝台車の昼間利用が一部認められていましたが(ヒル寝)、タイでは基本的に夜行利用で、1ボックスに2名しか乗客は乗らないので、これでOK!

↓非冷房なので、窓を全開にして車窓を楽しめるのが魅力!

(車窓鉄の私にとって、この子たちのような車窓を楽しむ少年たちにとっても…笑)

私は、鉄道ファンになり、自由に行動できるようになった時(1980年代)には、すでに日本国鉄では10系寝台車自体が非常に少なくなっており、「鉄道ジャーナル」等の書籍でしか、見たことはないのですが、先日、名古屋のリニア鉄道館で初めてオロネ10を見学できました。

良く似ていますね!

特に驚いたのが、この網状の小物入れと上着掛け。日本と同じ部品ではないでしょうか?

タイ鉄道 夜汽車の旅

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